@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00001110, author = {中村, 誠司 and 上嶋, 崇嗣 and 芹澤(松山), 和世 and 芹澤, 如比古}, journal = {山梨大学教育学部紀要, Bulletin of the Faculty of Education}, month = {Mar}, note = {西湖の水草・車軸藻類と湖水環境の変遷について明らかにすることを目的に,2015 年9 月に自作採集器による採集調査を行うとともに,環境と植生に関する既往資料解析を行った。本調査によりこれまでで最大の水草9 種,車軸藻類4 種の計13 種を確認することができた。このうちササバモ,トリゲモ,オトメフラスコモの3 種は西湖の新産種であった。また,過去から現在にかけて水草・車軸藻類の種組成や優占種の変化および種数の増加が認められ,多くの種の分布域が拡大傾向にあることが判明した。湖水環境についての既往資料解析の結果,平均水位は0.94m であったが,2008 年と2009 年には水位が0m を下回った期間が110 日以上あった。また,1995 年以降TPの下降傾向が,1999 年以降Tr の上昇・TNの下降傾向が,2005年以降SS,COD, Chl.aの下降傾向が認められた。したがって,西湖では近年,水位の低下や水質の改善により湖底に届く光量が増加していると考えられ,その影響で水草や車軸藻類の種数の増加や優占種の変化および多くの種の分布域の拡大が生じているものと推察された。}, pages = {105--113}, title = {富士北麓,西湖における水草・車軸藻類と環境の2015 年までの変遷}, volume = {27}, year = {2018} }