@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00001136, author = {中村, 誠司 and 上嶋, 崇嗣 and 芹澤(松山), 和世 and 芹澤, 如比古}, journal = {山梨大学教育学部紀要, Bulletin of the Faculty of Education}, month = {Mar}, note = {精進湖の水草・車軸藻類と湖水環境の変遷について明らかにすることを目的に,精進湖で2015年9月に自作採集器による採集調査と2014年9月のスキューバ潜水で採集した標本の精査を行うとともに,水草・車軸藻類についての既往資料と本研究の方法および結果の比較と山梨県の水質測定データを使用した6 項目(セッキー透明度,懸濁物質量,化学的酸素要求量,全窒素量,全燐量,クロロフィルa量)の変動傾向解析を行った。本研究により精進湖で水草6 種とシャジクモの計7 種が確認され,オオササエビモとイバラモ属sp. を新産種として確認できた。本研究による確認種数はこれまでで最多であり,クロモとフジエビモ(仮称)の出現頻度(確認定点数/ 総定点数× 100)は増加していることが判明した。素潜りやスキューバ潜水を用いた調査では確認種数が多かったことから,これまでのような湖岸や湖上からの採集では沈水植物を見落としてしまっていた可能性が考えられた。また,多くの項目で長期的にも短期的にも水質の改善傾向が認められたことから,精進湖では湖底に届く光量が増加した結果,水生植物の生育可能面積が増加していると考えられ,そのことが影響して水草・車軸藻類の種数の増加や分布域の拡大が生じていると推察された。}, pages = {157--164}, title = {富士北麓,精進湖における水草・車軸藻類と環境の2015 年までの変遷}, volume = {26}, year = {2018} }