@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00001222, author = {榊原, 禎宏}, journal = {山梨大学教育学部附属教育実践研究指導センター研究紀要, Journal of the Center for Educational Research and Teacher Development, Yamanashi University}, month = {}, note = {本論文は,学校教育目標の内容と構造が,各学校の自律性の内容と程度を逆照射するという仮説から,山梨県の小学校を事例として,学校教育目標を調査,分析し,学校の自律性とその組織的条件を考察した.その結果,①学校教育目標は学習指導要領の影響を受ける.②「理念目標」的な同目標は,直接的な組織目標たりえていない.③自治体や学校の状況を基底として,独自性の強い目標が見られる場合がある.④「地域」の扱いについても③と同様である.この結果から,学校教育目標は強い共通性・基準性を有する一方,一定範囲での独自性を表明する領域を持つ.両者が予定調和的に表現されうる背景には,同目標の高い抽象性とその徳育重視傾向がある.また,学校の自律性は国家だけでなく,県や市町村との距離でも問われうる.その点で,学校の自律性の発揮は「主体的服従」たりうる.これらの結果から,学校の教育課題の自己完結性に関する検討が課題とされる.}, pages = {97--102}, title = {学校教育目標から見た学校の自律性 : 教育実践の組織的条件}, volume = {1}, year = {1993} }