@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:02000139, author = {福地, 龍郎 and 天野, 紗来}, journal = {山梨大学教育学部紀要, Bulletin of the Faculty of Education}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 山梨県甲州市の竹森鉱山に産出する水晶ポイント試料を使用して,水晶内部の針状含有鉱物である「ススキ」を有する水晶と有しない水晶のエアリースパイラルを観察し,旋光性の違い(右水晶又は左水晶)について調べた。その結果,右水晶(右旋性水晶)では,「ススキ」の存在は水晶の成長にほとんど影響を与えていないのに対して,左水晶(左旋性水晶)では,ススキ入りの割合がススキ無しの割合よりも約20%低く,「ススキ」の存在が左水晶の成長を阻害している可能性があることが判明した。XRD 分析及びESR分析を行った結果では,石英のXRD ピークと石英固有の格子欠陥であるE’中心及びNBOHC には右水晶と左水晶で特に大きな違いは認められなかった。肉眼観察と実体及び偏光顕微鏡観察によると,竹森水晶の「ススキ」は,多くがc軸に対して斜交していることから,水晶成長の単なる核ではなかったと考えられるが,「ススキ」が水晶の旋光性に与えるメカニズムについては現時点では不明である。}, pages = {37--49}, title = {山梨県竹森鉱山産水晶の物性について}, volume = {34}, year = {2024} }