@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00002877, author = {廣瀬, 衣子 and 犬飼, 岳史 and 宇野, 佳奈子 and 赤羽, 弘資 and 根本, 篤 and 高橋, 和也 and 佐藤, 広樹 and 合井, 久美子}, issue = {3}, journal = {山梨医科学雑誌, Yamanashi medical journal}, month = {}, note = {8;21 転座型急性骨髄性白血病(acute myelogenous leukemia,AML)では,転座の結果形成されるAML1-MTG8 融合遺伝子の定量的なpolymerase chain reaction(PCR)解析によって微少残存病変(minimal residual disease,MRD)の評価が行われるようになった。我々は化学療法によって長期の寛解を維持している症例において,AML1-MTG8 融合遺伝子の発現レベルを経時的に追跡した。症例は15 歳の女児。骨髄でペルオキシダーゼ陽性の分化傾向のある芽球を認めてFAB分類M2 のAML と診断し,骨髄の染色体分析で8;21 転座を認めた。寛解導入療法後に完全寛解を得て強化療法を5 クール行い,その後はウベニメクスの内服を28 ヶ月行った。定期の骨髄穿刺の際に,塗沫標本の評価に加えてAML1-MTG8 のreal time reverse-transcriptasePCR 解析を行ったところ,診断後55 ヶ月までAML1-MTG8 mRNA が検出され続けた。その後無治療で67 ヶ月時に陰性となり,81 ヶ月を経過した現在も完全寛解を維持している。本症例の経過から,化学療法の終了後にAML1-MTG8 mRNA が検出されても必ずしも白血病細胞の残存を意味しないことが示唆される。}, pages = {47--51}, title = {<原著> 8;21転座型急性骨髄性白血病の1 例における AML1-MTG8 mRNA 発現レベルの経時的解析}, volume = {21}, year = {2006} }