@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00003219, author = {松本, 由朗 and 茂垣, 雅俊 and 三浦, 和夫 and 飯塚, 秀彦 and 山本, 正之 and 菅原, 克彦 and 小山, 敏雄 and 須田, 耕一 and 小林, 一久 and 藤野, 雅之 and 鈴木, 宏}, issue = {2}, journal = {山梨医科大学雑誌, 山梨医科大学雑誌}, month = {}, note = {昭和58年10月の山梨医大附属病院開院以来5年間に取り扱った胆嚢癌60例のうち, 主に切除47例について臨床所見,診断,切除標本の病理組織学的所見について検討し,特に47切除例中に占める膵・胆管合流異常(合流異常)24症例の特徴について考察した。60例の胆襲癌のうち,男性と女性の数は18人と42人で,女性が有意に多く,また60例の平均年齢は65.3歳であった。47切除例のうち治癒切除は27例(治癒切除率57%)であり,切除例の主たる症状としては黄疸,上腹部痛ならびに無症状(超音波断層診断装置による集団検診発見例)が同率に認められた。合流異常は47例中24例に認められ,そのうち女性は20例を占め,胆嚢癌では合流異常を伴う女性の頻度が極めて高いのが特徴であった。そして合流異常を伴う胆嚢癌の組織学的特微は高分化腺癌が多いことであり,さらに非癌部胆嚢粘膜の所見としては,粘膜の剥離脱落は結石併存例に比べて少なく,また粘膜層の丈の高さが極めて高いこと,さらに化生性変化のほかに上皮の dysplasiaが特徴的で,構造異型も目立つ所見であった。以上の成績から我が国の胆嚢癌の発生には胆嚢結石よりも合流異常がその背景因子として重要な役割を演じていることが示唆された。}, pages = {73--81}, title = {<原著>胆嚢癌の臨床的検討-特に膵・胆管合流異常との関係について-}, volume = {4}, year = {1989} }