@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00003222, author = {上野, 精 and 松田, 明 and 多胡, 紀一郎 and 山田, 豊 and 小松, 秀樹}, issue = {2}, journal = {山梨医科大学雑誌, 山梨医科大学雑誌}, month = {}, note = {46歳の男性で慢性糸球体腎炎による慢性腎不全で9年間維持血液透析をうけていた。右側腹部痛が出現し,腹部エコーグラム,CT検査で右腎腫瘍と診断され,手術のため当科ヘ紹介された。腎動脈造影では hypovascularであったが,エコー,CTで多数の嚢胞を伴った実質性腫瘤が認められ,後天性腎嚢胞(acquired cystic disease of the kidney)に合併した腎癌と診断し,経腹膜的右腎摘出術と後腹膜リンパ節郭清術を施行した。摘出腎はほぼ全体にわたって腫瘍におきかわり,多数の大小さまざまな嚢胞が合併していた。腎門部のリンパ節に転移を認めた。術後の回復は順調で,週3回の血液透析を施行し,約2年後の現在生存中である。長期透析中の患者には高い頻度で,腎にこれまでなかった嚢胞が多数発生し,さらにこれに腎癌が発生することが最近報告されるようになった。本症例はこれに相当するが,今後は長期透析中の患者は定期的なエコーやCTによる腎の検査が必要であろう。}, pages = {95--98}, title = {<症例報告>長期透析患者の後天性腎嚢胞に合併した腎癌の1例}, volume = {4}, year = {1989} }