@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00000374, author = {鳥海, 順子}, journal = {教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要, Journal of Applied Educational Research}, month = {Feb}, note = {本研究では,過去30年間の重複障害児(者)を対象とした日本特殊教育学会における発表論文の分析を行い,重複障害児(者)の教育研究について展望した。日本特殊教育学会における重複障害を対象とした研究の全発表件数に対する比率は低下していたものの, 発表件数の実数については30年間に大きな変動はなかった。また, その6割以上が重度・重複障害を対象としていた。「療育・指導」の研究内容が一貫して多く,「教育臨床」あるいは「観察」や「実験」の方法による 単一事例研究が主流であった。「知的障害」と「肢体不自由」を併せ有する重複障害を対象とした研究発表件数が最も多かったが,障害種は多岐にわたっていた。これらの結果は,学校現場でなお「重度・重複化」が進行する現状を反映しているものと推察された。今後,我が国における特別支援学校の重度・重複化の加速傾向は, さらに進行することが予想され,重複障害児(者)教育にとって,特別支援学校教員の専門性のさらなる向上や特別支援学校間の連携,外部専門家の活用などに寄与する研究の継続と蓄積が望まれる。}, pages = {11--17}, title = {重複障害教育研究に関する展望}, volume = {24}, year = {2019} }