@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00003826, author = {大木, 善之助 and 菱山, 千祐 and 山家, 理司 and 西川, 圭一 and 小澤, 克良 and 宮澤, 正久 and 宮田, 和幸}, journal = {山梨肺癌研究会会誌, Journal of the Yamanashi Society for Lung Cancer}, month = {}, note = {症例1は40歳代女性。肺腺癌(cT2aN2Mlb,stageIV)と診断され、一次化学療法後約1年無治療経過観察中であった。発症後1年の2012年4月脳転移新出、サイバーナイフを施行した。同年5月TBLB検体をEML4-ALK融合遺伝子検査に提出、FISH法とIHC法ともに陽性であった。6月よりクリゾチニブの投与開始、徐々に原発巣と縦隔リンパ節転移は縮小し投与4か月後の胸部CTによる評価では両病変ともにほぼ消失した。投与3か月目で脳に無症候性の新出病変が認められた。症例2は60歳代女性。非小細胞肺癌(cT4N2Mla,stagelV)と診断され、一次化学療法施行もRECISTガイドラインによる治療効果判定はstable disease(SD)であった。発症後3か月の2012年6月TBLB検体をEML4-ALK融合遺伝子検査に提出、FISH法陽性。7月よりクリゾチニブの投与開始、投与4か月でPRであった。症例1、2ともにCTCAE v4.におけるグレード3の肝機能障害を認めたが2週間程度の休薬で再投与が可能であった。悪心、食欲不振、視覚障害などの他副作用は全てグレード1および2であり外来通院治療に支障を認めなかった。クリゾチニブは、その有効性と副作用より非小細胞肺癌ことにEML4-ALK融合遺伝子陽性であるALK遺伝子転座陽性肺癌の貴重な治療薬の一つであることが確認できた。}, pages = {12--16}, title = {ALK遺伝子転座陽生肺癌に対するクリゾチニブの投与経験}, volume = {26}, year = {2013} }