@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00003899, author = {宮内, 善広 and 奥脇, 英人 and 松原, 寛知 and 國光, 多望 and 松岡, 弘泰 and 進藤, 俊哉 and 松本, 雅彦}, journal = {山梨肺癌研究会会誌, Journal of the Yamanashi Society for Lung Cancer}, month = {}, note = {IA期原発性非小細胞肺癌に対する標準治療として肺葉切除以上+リンパ節郭清が推奨されているが、実際の臨床においては個々の症例により、肺切除量を制限した縮小手術が選択される場合がある。今回当科で2003年以降に施行された原発性非小細胞肺癌に対する縮小手術について検討した。【対象】2003年以降に当科で施行された原発性非小細胞肺癌手術の129例。【当科での適応】2cm以下で縮小手術が可能な症例に対して、画像的BACについては部分(楔状)切除を基本とし、合併症を有する画像的浸潤癌については区域切除+リンパ節サンプリングを基本とする縮小手術を施行している。【結果】129例中27例(21%)が縮小手術であった。縮小手術施行症例(LT群)と標準手術施行症例(ST群)を比較すると、LT群の方が平均年齢では4歳ほど高く、手術時間、平均出血量、術後ドレーン留置日数/術後在院日数に関しては短く、周術期の合併症も少なかった。術後の呼吸機能に関してもIA期ST群ではFVC/1秒量とも15%前後低下していたが、LT群では呼吸機能の損失はほとんど認められなかった。縮小手術27例を含め臨床病期IA期全74例のうちで5例が病理病期III期以上であった。【考察】臨床病期IA期非小細胞肺癌に対する標準治療は肺葉切除とされているが、肺切除量制限が術後のQOLに寄与することは明らかであり小型/微小肺癌に対する導入が望まれる。画像的BACに対する縮小手術は確立しつつあるが、適応を選べば画像的浸潤癌に対する縮小手術も受容されると考える。肺癌診療における手術の役割は局所の制御と正確な病期診断であるが、微小肺癌であっても浸潤癌であればリンパ節転移は否定できず、区域切除を応用したリンパ節転移検索}, pages = {47--51}, title = {当科における原発性非小細胞肺癌に対する縮小手術症例の検討}, volume = {21}, year = {2008} }