@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00005106, author = {尾藤, 章雄}, journal = {山梨大学教育学部紀要, Bulletin of the Faculty of Education}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 江戸時代の文化文政期の1814(文化11)年に小石川の元住職である十方庵敬順が執筆した遊歴雑記について、景観把握モデルの考え方に基づき、測定した視距離とその対象の描写内容とを比較検討することにより、作者の抱いていた当時の風景観の特徴を明らかにした。台地面からの眺望景観と、低地・水辺からの眺望景観に大別して分析した結果、遠近に寄らず対象となった場所の地名を正確に把握している一方、その方向には幾分の錯誤があること、遠景域から中景域、近景域へと順序だって描写されることで風景の奥行きが強調される場所と、異なる景域を行き来する描写によって幾方向にも展望が開けていることが強調される場所があること、対象場の広がりは海浜で40 ㎞から台地面で4㎞程度であること、作者の意図で一部の描写に誇張や実際とは異なる表記がなされている可能性があること、異なる地形面が接して起伏ある風景が一望できる場所の評価が高いことなどが明らかになった。}, pages = {75--87}, title = {遊歴雑記の眺望景観描写における特徴 : 視距離と遠近の分析}, volume = {32}, year = {2022} }