@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00000658, author = {佐藤, 公美子 and 坪井, 良子}, journal = {山梨医科大学紀要, Bulletin of Yamanashi Medical University}, month = {}, note = {本稿では一地方である山梨県を取り上げ,戦後の保健所網整備の実践過程を明らかにし,検討した。GHQ/SCAP (中央) からの保健所拡充強化の勧告に,山梨県軍政部と県内の医療,看護職と県職員が協力して,1948 年 4 月に日下部保健所をモデル保健所として設置した。山梨県の試みは,モデル保健所が地域医療の拠点として機能するために,直接に地域住民と接触する保健所職員の充実を重視した点にある。日下部保健所は,東京都杉並保健所をモデルに整備が進められた。日下部保健所は,設置から一年後の 1949 年 1 月 17 日,必要な専門職の確保や医療設備を備えた近代的な保健所へと刷新された。そして,この保健所は地域社会の保健,医療を推進し,公衆衛生という専門分野を担当する実施機関として確立した。山梨県の先駆的な試みは,GHQ/SCAP が遂行する医療改革の一つの成果として評価できる。さらに,地方の政策実施過程を解明する手がかりとなった。}, pages = {37--41}, title = {GHQ/SCAP 文書に見る山梨県モデル保健所の形成過程}, volume = {19}, year = {2002} }