@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00000736, author = {保坂, 茂 and 鈴木, 章司 and 吉井, 新平 and 多田, 祐輔}, journal = {山梨医科大学紀要, Bulletin of Yamanashi Medical University}, month = {}, note = {冠動脈バイパス術は,安全な手術手技の確立と長期安定した効果から重症虚血性心疾患治療の主役となった。しかし,昨今の高齢化から長期のグラフト開存性が望まれるばかりか,手術成績の安定からより高齢かつ他疾患を合併したhigh risk 例にまで手術適応は拡大されている。そこで,生理的特性を維持した動脈グラフトの長期開存性が証明されるにともない両側内胸動脈,右胃大網動脈,下腹壁動脈,橈骨動脈を駆使した動脈グラフトのみの多枝バイパス術が行われ,侵襲軽減のため常温体外循環や,体外循環そのものの侵襲を回避するために心拍動下手術,さらに10㎝弱の小切開拍動下手術も行われるようになった。一方,バイパス手術の適応とならない分枝末梢までに及ぶ多発狭窄例に対して,心筋内レーザー血管形成術や線維芽細胞増殖因子心筋内注射による血管新生など新たな興味深い展開もある。これら多くの方法から,個々の症例に最良の治療戦略を選択することが重要と考える。}, pages = {12--16}, title = {今日の虚血性心疾患の外科治療}, volume = {15}, year = {1998} }