@article{oai:yamanashi.repo.nii.ac.jp:00000865, author = {川田, 殖}, journal = {山梨医科大学紀要, Bulletin of Yamanashi Medical University}, month = {}, note = {新約聖書の生命観は旧約のそれを前提し、ある点でそれにとって代っている。本稿は新約聖書記者の関係記事を検討して、そこに見られる生命観の特質を明らかにしようとする試みである。イエスの奇蹟物語と譬話の叙述には、生命の創造者・維持者たる神との正ししい関係に人を生かす「神の国」の現実的到来の事実が示されている。また初めからイエスを霊的存在としてとらえたバウロにとって、イエスは救い主・キリストであるとともに、人間生命のいっそう大きな広がりを啓示する存在であった。福音書記者ヨハネにとってイエスは神の子であり、神に至る道であり、復活であり、生命であり、彼を信ずる者は死を味わうことなき「神の国」で永遠の生命を現に受けている。以下この枠組の中で新約聖書の病気観、死生観、復活観が論じられ、キリスト教の信仰・希望・愛の究極的基礎たる終末論的生命観の検討をもって結ばれる}, pages = {43--51}, title = {新約聖書の生命観}, volume = {4}, year = {1987} }