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<活動報告>山梨大学医学部附属病院看護部のキャリア開発の現状と課題―キャリア開発ラダーシステム(能力開発・目標管理・ポートフォリオ) の電子化の実際―
https://doi.org/10.34429/00003336
https://doi.org/10.34429/00003336166fc3bb-84a0-4f1a-93ef-ac83e6360efc
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 学術雑誌論文 / Journal Article(1) | |||||||
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公開日 | 2018-04-24 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | <活動報告>山梨大学医学部附属病院看護部のキャリア開発の現状と課題―キャリア開発ラダーシステム(能力開発・目標管理・ポートフォリオ) の電子化の実際― | |||||||
言語 | ja | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | journal article | |||||||
ID登録 | ||||||||
ID登録 | 10.34429/00003336 | |||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||
著者名 |
井上, 貴美
× 井上, 貴美
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内容 | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 山梨大学医学部附属病院看護部は2007 年にキャリア開発ラダーシステムを導入した。ベナー看護論を参考にしたため当初,ラダーレベルは5段階で開始した。しかし,ラダーレベルⅠとラダーレベルⅡの違いが曖昧となっていたため,2009 年にはラダーレベルⅠ~Ⅳの4段階に変更した。山梨大学医学部附属病院看護部のキャリア開発ラダーシステムは,ラダーレベルⅠは1 年目に,ラダーレベルⅡ以降は取得から5 年以内に次のレベルを申請することを運用基準としている。ラダーレベルⅠは「新人レベル」,ラダーレベルⅡは「一人前レベル」,ラダーレベルⅢは「中堅レベル」,ラダーレベルⅣは「達人レベル」としている。また各レベルには到達目標を設定し,能力開発項目を「看護実践能力」「組織管理能力」「人間関係能力」「教育研究能力」「看護倫理」としている。ラダーシステム導入開始時から6年後には既婚率が30% 以上となり,出産や育児をしながら勤務を継続する看護職員も増加した。そのためその中には次のレベルの取得が困難な状況が生じる看護職員が増加した。また,レベルⅢ取得における「教育研究能力」では「看護研究を行い,発表すること」を必要な能力としていたため,発表に至らない場合,レベルが取得できない状況が生じていた。そのため,2013 年にラダーシステムの見直しを行った。見直し内容は各レベルの定義・到達目標・能力開発項目の内容・運用内容と多岐にわたっていたため,看護師長会で何度も検討を行い,その後看護職員対象にした説明会を3 回開催し,多くの参加が得られた。そして,2014 年4 月より再構築したラダーシステムが始動した(表1)。再構築したラダーレベルの能力開発に合わせて当院で大切にしている看護観研修,リーダー研修,看護研究研修など多くの研修が受講できるように院内研修の組み立てを充実した。また,看護職員は教育委員会主催の院内研修以外にも,自己の能力を向上するために事例検討やセクションの勉強会,院内外の研修会や専門学会への参加など行っている。しかし,蓄積するためのシステムはなく,個人的な保管をしていた。そこで,富士通株式会社と共同し,キャリア開発ラダーシステム(能力開発・目標管理・ポートフォリオ)の電子化の検討を開始し,2016 年8 月より電子化を開始した。富士通株式会社と共同開発に至った経緯としては,大学病院でもキャリア開発ラダーの評価自体を電子化しているところは多くなく,看護部で目標管理・経歴の入力・ポートフォリオを電子化しているのはおそらく日本でも初めてに近い試みである。電子化することにより運用や評価表等を見直すことは容易になり,これからは蓄積したデータを人材育成や配置転換など戦略的に活用可能となるといった期待がもてるものであるという考えが一致したため,進めることができた。電子化することのメリットとして,能力開発では評価数値より,評価が高い項目や不足している能力を統計的にみることができる,目標管理ではどのような目標項目をあげ,どのような達成水 準にしているのか傾向や課題がわかる,ポートフォリオでは,自己の能力向上のための研修参加・委員会や係の活動・セクションローテーション・心に残った場面などを記載したり,事例検討や発表したパワーポイントなどを添付することで自己の記録を保管でき,俯瞰することで今後自分がどのようなキャリアを積んでいくのかが考えやすいことがあると考える。そこで,キャリア開発ラダーシステムの電子化について富士通株式会社とのシステム開発をすすめ,2016 年8月より電子化の開始に至ったため,報告する。 | |||||||
言語 | ja | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | 山梨大学看護学会 | |||||||
言語 | ja | |||||||
ISSN | ||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||
収録物識別子 | 1347-7714 | |||||||
NCID | ||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||
収録物識別子 | AA1180065X | |||||||
書誌情報 |
ja : 山梨大学看護学会誌 en : Yamanashi nursing journal 巻 15, 号 2, p. 9-13, 発行日 2017 |
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著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |